膝裏、つまりヒカガミは曲がっていてもよいのか?
また伸ばさないといけないのか?
結論からいうと普通は張り過ぎず伸ばすもの
ええ、普通は・・です。
では曲がっていても可能なのか?を検証してみたいと思います
物理的に考えるなら重心が底からでていなければありだと思われる。
まぁ良いとはいいきれませんが・・・ピサの斜塔原理です。
人間はまっすぐ立つと頭から重心線が耳後ろ部分、肩、腰、踵と直線になります。
重心は腰がよいと剣道ではいいます。
つまり頭に置かず肩や腰、より低いほう安定する、
極端な話し、重心より上はどんなに崩れても平気となるからです。
松を代表とした枝は曲がっても大丈夫ってことです。
話がそれました先ほどの頭から真下への直線、
実は膝裏部内で一度身体の外へでてませんか?
よってヒカガミが曲がると踵に十分な負荷、エネルギーが蓄えられないからです。
やや上がり気味の踵は打つ直前に下がり
エネルギーを蓄えて足首の『バネ』で前へでます。
だからヒカガミが曲がっていたら踵が落ちません。
特にスピード重視の学生には欠かせない要素です。
ヒカガミを伸ばすことにより足首を十分に使う・・大切です。
五輪の書で武蔵も踵(キビス)を踏むと言っているのはこのことでしょう。
ということは踵に負荷がかかり
尚且つ踵が落ちていて重心が踵より外にでなければ
ヒカガミが曲がるのもありではないでしょうか?
しかしながらヒカガミがまげて力を足首に伝えるには
頭がやや前にあるか、肩が前に入っているかという姿勢になるでしょう。
ただしい姿勢を維持できるのであれば
重心がちゃんと腰にあり、
尚且つ相当『骨盤が前傾』しているのなら曲がったヒカガミも可能と思いますが如何でしょうか?
また骨盤の前傾はヒカガミどうのという問題ではなく重要でしょう
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