2010年1月17日日曜日

乗るということ

乗るとは・・
一般的な解釈はどうだろう?
特に相面など相手より先の当たることでなおかつ上から当たっ
てるって感じだろうか

では私はどう解釈してるか・・
まず技としては一刀流の切り落としが基盤になってます。理合
についても同じです。そしてその切り落としの突きバージョン
というものに迎え突きというのがあります。または乗り突きと
いいます。相手の突きに自分の突きで乗るというものです。

突きに対し、自分の刀を回転させ(刃は右を向き)
上から押さえ込むようにしてなおかつ同時にこちらも前に
でで突きます。で自分の突きは決まり、相手の突きは外れる

これが切り落としなら上から鎬を使って下へ落としながら自分
も前にでて切る。

つまり現代剣道ならば相手の竹刀の上に自分の竹刀がある状態
で『前』により自分がでて技を決めるとういうことが乗ると理
解しています。

ただしこれは単に物理的な現象だけであり、乗るというのはもっと
奥の深いものだと考えています。立ち合いの状態で気持ちが相
手より上であり前である、気で乗っていることこそが大事では
ないでしょうか?


少し難し過ぎるので学生が注意すべき簡単な点を・・

技を出す前に上太刀(うわだち)をとるようにする。ただこれ
だけです。自分の竹刀が相手の竹刀の上にある状態。常にこれ
をキープできれば気持ちも乗っているし、相面でも乗れます。
当然中心もとっている前提ですし、力まないことです。

相小手面なんていうのはわかりやすい乗る技ではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿